今回はオススメaudibleの紹介!
過去の嫌な思い出が蘇り、落ち込むことはあるだろうか。
ただ思い出してあー、あったなぁなんて思うくらいならまだいい。
まるで今朝起こったことのように怒ったり恥ずかしくなったりして、その日一日そのことばかり考えている。すでに過去の話だというのに、だ。
私も!俺も!僕も!儂も!というあなたに是非おすすめしたい!
反応しない練習 audible版!
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1.どんな内容?
お坊さんである草薙龍瞬さんによる、日々を心穏やかに生きるための方法を教えてくれる本だ。
著者である草薙龍瞬さんはお坊さんと言ってもかなり異色の経歴である。現代の日本の仏教にも色々な派閥があるが、どこにも属していない。
草薙さん自身が迷い悩みほぼ文無しで仏教の本場インドまで行きブッダの考えに触れ、辿り着いた考え方なのだ。
ブッダの残した言葉はたくさん伝わっているが、なにせブッダがいたのは2000年以上前。時代によって都合のいいように解釈されてきた。
その言葉たちと草薙龍瞬さんは今一度向き合い、ブッダが言いたかったことは何だったのかと考えに考えた結論がこの本である。
2.「反応しない練習」って何?
これがこの本の超メインの内容だ。
詳しくは本を読むかaudibleで是非聞いてほしいのだが、簡単に説明すると『感情が激しく動きそうなとき、それに引っ張られないようにする練習』のことである。
ついカッとなってした行動で後悔した経験はあるだろうか?
カッとなって怒り人間関係が壊れてしまったり、些細なことでヘソを曲げウジウジして場の空気を悪くしたり…。
人は誰でも感情があるので、感情を消すということは絶対にできない。日常の些細なことでムカついたり恥ずかしくなったりする。みんなそうだ。
だが、その感情に引っ張られず、常に冷静でいられたらどうだろうか。自分の感情を俯瞰で見られたら…。
きっと後悔するようなことは格段に減るに違いない。
方法はとてもシンプル。
"自分が今何を感じているのかを感じ取り、自覚するだけ"でいい。
感じたことに怒りを感じたり恥じる必要はない。ただ、自分はこう感じているのだと思えばよい。
理屈で分かっても、どんなことも練習をしなければ定着していかないものだ。だからその練習をするため、どんなことを心がけたらいいのかをこの本が教えてくれる。
3.なんでaudible版がおすすめなの?
書物でも出ているが、私が推したいのは断然audible版。
なぜなら著者自らが朗読をしてくれるからだ。
声優さんのハッキリとした読み方とはまた違う、お坊さんがゆったり説法してくださる時の声なので本当に癒やされる。ラジオを聞いている感覚に近い。
audibleでは草薙龍瞬さんのラジオも聞ける。本書では語られなかった草薙さんの過去や悩み相談も聞けるのだが、こちらもかなり面白い。
速度の調整も出来るので、早めに1.5倍速等にして聞くと時間の節約もできる。
私は主に料理や掃除など、家事をしているときに聞いていた。
4.どんな変化があったのか
反応しない練習について、詳しくは本書を読んでいただくとして、読んだあと私がどうなったのかを書きたい。
そもそもまずなぜこの本を読もうと(聞こうと)思ったのか、から話すとしよう。
その頃の私は変わりたいと思っていた。
いつまでも昔のことを思い出しては悲しくなったり怒りで頭が一杯になったり。自分でもおかしいと思うがどうしたらいいのか分からなかった。
ちょうど子供が生まれたときだったので、精神的に不安定なまま子供と接するのは嫌だった。この世は楽しいことでいっぱいだということを子供に教えるためにも、まず自らが楽しく生きられるようになりたかった。
そんなときに何気なくaudibleのお試し期間に入り、目についた作品が『反応しない練習』だった。
自己啓発本かな。とりあえず何でも試してみよう、という軽い気持ちで聞きはじめ…。
結論から言えば、ものすごく心が楽になった。
この本に書いてあるとおり、嫌なことを思い出したらそれは"妄想"、"執着をしている"、と今の自分の感情を自覚していった。
今まで何十年も癖になっていたことだ。そう簡単に気持ちの切り替えができるわけではなかった。
しかし繰り返し何度も行っているうちに、数ヶ月経つと変化が訪れる。
嫌なことを思い出しても心が動かなくなった。
以前は「うわ…嫌なこと思い出した…悲しい…泣きたい…」と思っていたのが、「あー、そんなことあったね。嫌だったなぁ〜。」と思えるくらい、軽い気持ちになれた。
今まで深く沈んでいた心が1ミリも動かなかった。
その時にようやく、私は過去を乗り越えたのだと思った。それもこれもこの本のおかげである。
心が感情に引っ張られなくなると、毎日の生活で嫌なことはほぼなくなった。もちろん苛立つことも悲しくなることもある。だがそれらに引っ張られなくなり、気持ちの切り替えが早くなった。
一年のほとんどを穏やかな気持ちで過ごせるようになったのだ。
5.まとめ
自分の感情に左右されず、心穏やかに生きたいと願う人たちのためにこの本をものすごくオススメしたい。
過去に感じた強い怒りや強い悲しみは決して消えることはない。
しかしその感情としっかり向き合い認めていくことで、今目の前にある現実ともちゃんと向き合えるのだと思う。
何よりも大事なのは"今"です。
今を生きるための練習、しましょう!