はっけよいヤマダのにっき

日記・ゲームプレイ日記・子育てetcの雑記ブログ

寝かしつけにオリジナルストーリーを聞かせている話

こんにちは。はっけよいヤマダです。


うちの子の話をします。
子どもは二歳半。女の子。

毎日私と一緒に寝ているのですが、寝る前にお話をすることがあります。

寝かしつけ

親の声を聞いていると眠くなるらしいというのを見て、
その日何があったかを話し始めたのがきっかけでした。
うちの子はたくさん遊んでもなかなか寝ないので、なんとかして寝かせたかったんですね。


今日は朝こんなこんなで、昼はこれしてあれして、夜はこうだったねー
なんて話をしました。
あんまり聞いてないような…
とくに眠くもなさそうな…。


しかしある日ふと思いついて、オリジナルの即興話を始めました。
"今日あったこと話"に私が飽きてしまったんですね。
子供もちゃんと聞いてくれずにもぞもぞしてたんですが、
即興話を始めたら効果てきめん!
聞いてる聞いてる!

子ども自身が登場する話だと集中して聞いてくれます。
最初は『ちょうちょと子供の話』でした。

ちょうちょと子供ちゃん

流れとしてはこんな感じ。

  1. 元気よく家を飛び出し、お花畑に遊びに行く子供ちゃん!
  2. お花畑でちょうちょと出会い一緒に遊ぶ
  3. お昼ごはんをちょうちょと一緒に食べる
  4. そろそろ帰る時間だ!ちょうちょとお別れ。ばいばい!
  5. おうちに帰りパパママに今日あったことをお話し、みんなでぎゅーっと抱きしめ合いましたとさ
  6. おしまい


いつも靴下を履くのを嫌がっていたので、
物語の中で"靴下を履いてお靴を履きました"、などと付け加えて
お出かけの際のルーティーンを植え付けようとしていましたね。
靴下に関してはあんまり効果はなかったように思います。

お話している間は目をつむって聞いてもらっていました。
眠くなれ!眠くなれ〜。

何故ちょうちょなのかと言えば、うちの子が好きだからです。
お話を始める前に「何色のちょうちょがいい?」と聞いて、その色のちょうちょを物語に出します。
途中で第二のちょうちょを出したいときも何色がいいか聞きました。
ニコニコで「うーん、黒!」と答えてくれます。

物語の流れはいつも同じです。
子供がお花畑に遊びに行き、ちょうちょと遊び、帰ってくる。

それでも「ちょうちょさんのお話して」とよく言われました。
気に入ってくれたようです。

それまでモゾモゾしていたのにじっと聞いてくれましたし、
お話が終わったあともじっとしていて眠りやすくなったように思います。


こりゃいいや!と続けていくことになりました。

桃太郎

1歳半から、『桃太郎』が話に加わります。

私がちょうちょ話に飽きたからです。


寝かしつけ時は私自身も眠く、全然頭が回りません。
新しい話を創造し続けるのは限界がありました。
いつも同じ話の繰り返し。
さすがに子供も飽きたかな…。

そうだ、昔話!
昔話といえば『桃太郎』!

桃太郎なら話の流れを知っているから簡単!
オリジナルストーリーを考えながら喋るよりも脳が疲れません。


これが結構子供が寝てくれたんですよ。
話の流れはだいたいこうです。

  1. おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に
  2. 川に桃が流れてきておばあさんびっくり!
  3. おじいさんに持って帰ってあげよう!
  4. 切ったら赤ん坊が!桃太郎と名付けよう!
  5. 僕は鬼ヶ島へ行きます。行ってらっしゃい!
  6. 動物たちを味方につけて鬼ヶ島へ!金銀財宝じゃー!


子供はだいたい4あたりで寝ていました。
なぜなら私が3を長々と喋るからです。

おじいさんを驚かせてやりたいおばあさんになりきり、
二人のやりとりを長々と話しすぎました。
「どうじゃ爺さん!凄かろうて!
ははぁ〜!婆さんこりゃなんじゃ!すったまげた!これなんね!?
川からどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきたんじゃ…!やばくね?
ひぇえ〜!そげなこつがあるもんね!?」
などと延々続きます。
桃太郎はなかなか出てきません。
子供はつまんなくて寝てしまったのかもしれませんね。

結果オーライです。


だいたい桃太郎の出番がないまま終わりましたが、
嫌なことは嫌!といううちの子も何も言わずに聞いていました。

ただ「ももたろうのおはなし聞きたい」とはあまり言われませんでしたね…。
あんまり気に入ってなかったのかな。


桃太郎に飽きた頃に他のものがないかなーと思いましたが、
1番よく知っており誇張させやすかったのが桃太郎でした。
私自身あんまり昔話を知らなかったので、バリエーションが少なくて困ってきました。

アンパンマン

そして2歳半になった現在、
子供がお話してくれと頼むお話は
バイキンマンのしわざのおはなし』です。

アンパンマンにハマりだしたうちの子。
要はアンパンマンのお話ですね。
なぜか「バイキンマンしわざのおはなし して」と言われます。


話の流れはこんな感じ。

  1. なにがしかのキャラがバイキンマンに捕まる
  2. アンパンマンくる!
  3. 顔が濡れて力が出ない…
  4. 新しい顔よ!元気100倍!
  5. バイバイキーン


最初は「ぼくパトロールにいってきます」辺りからやりたかったんですが、
うちの子はバトルが見たかったみたいで「違う違う!」と言われてしまいました。
なのでいきなりクライマックス

短めですが満足してくれているようです。
眠いときに長い話を創造するのは難しいので、短いほうが有り難いですね。

話を聞いている間に寝ていることはありませんが、
終わったあとは早めに寝てくれます。


こんなんでいいのかな?と毎回思いますが、
寝てくれたからヨシ!!


終わりに

眠くなる声ってなんだろうと思ったら、
多分一番経験があるのは授業中の先生の声だと思うんですよね。

一定のリズムでとつとつと話し続けているあの感じ。
深夜のラジオみたいなのんびりした雰囲気みたいな。

出来るだけそんなテンションであまり抑揚をつけずにお話しています。
寝かせるのが目的ですからね。

でも桃太郎の
どんぶらこ〜どんぶらこ〜だけはどうしても、真に迫りたくなります。
荒れ狂う川の流れに揉まれながらおばあさんのところにたどり着いたかのような、
異質なものが迫りくるおばあさんの恐怖を物語るようなそんな気迫で臨みたくなります。

全然いりませんね…そんな気迫…。

でもやるぞ。
楽しいから。


語って聞かせた物語がそのまま夢に出てきたら、と考えると
できるだけ楽しい物語にしたいですね。
せっかくなら毎日楽しい夢を見てほしいです。