はっけよいヤマダのにっき

日記・ゲームプレイ日記・子育てetcの雑記ブログ

428〜封鎖された渋谷で〜 プレイ日記[最終回]

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前回のあらすじ
亜智くん爆弾をここへェエエエエエエ!!!!!!うおおおおおお!!!!!
追い詰めたぞアルファルドぉぉおおおおおおお!!!!!!!


行くぞッス!!

最終章編

ありがとう428

最終章

マリアが目を開けると、手を誰かに握られていた。

父である大沢が痛いほどに手を握りしめている。

マリアの手を握る父・大沢

「お前はウィルスに感染していたんだ。でも抗ウィルス剤を打ったから、もう大丈夫」
まだ頭がぼんやりしている。
こうして父と目を合わせて話すこと自体が久しぶりだったから、なんだかこそばゆかった。

大沢はあの雨の日のことを謝った。
マリアが家出をしたあの日。
「あの日、どこにいるのか知っていたのに迎えに行かなくてすまない」
深く深く頭を下げる大沢。
しかしマリアはふ、と笑った。

そんなことあったね

「…そんなこと、あったね」

マリアにとっては今まで生きてきた中での出来事の一つでしかなかった。

「そんな子供の頃のことをいつまでも引きずっていられないよ」
「…そうか」
「19年も生きてるんだから、他にもつらいことはあったよ。楽しいことはもっとあった」
「そうか…」
大沢が娘たちと向き合うのを避けてきた間に、マリアたちはたくさんのことを経験してきたのだ。

大沢の時間だけがあの時からずっと止まっていたんだな…。



ふと研究所を見渡すと、外の監視カメラの映像が見えた。

監視カメラの映像にびっくり

3人が銃を向けあっている異様な状況にマリアも大沢もビックリ。
「なぜあの男たちはお前の友達に銃を向けているんだ?」
大沢にそう言われるも、マリアは言葉の意味がわからなかった。
「お前の友達なんだろう?名前は確か…カナン?」
いや違う。
あれはカナンじゃない。

3日前に『カナンの知り合い』を名乗り、マリアに近づいてきた人物だ。
ひとみが誘拐されることを伝え、ネックレスを渡してきた。

カナンの友人を名乗り近づいてきたのは…?

父に一体何が起きているのかを聞き、マリアは様々なことに合点がいった。

そうか、あれはアルファルドなんだ。

アルファルドの狙いは、大沢と研究所を消すこと。
ということはこのネックレスは……。



「私、あの人たちのところへ行ってくる!私が行かなきゃだめなの!」
止める大沢を説得し、大沢もついてくることに!!
外に飛び出すなり、マリアは叫んだ!

飛び出すマリア

「その人はカナンじゃない!」

その言葉にジャックがにやりと笑う。
「この上ない証言が出たな」

しかしアルファルドは余裕の表情だ。
まさか…
「カナンを殺したの!?」
カナンはとても強い。
カナンに成りすますということは、カナンが生きていたら成り立たないだろう。


「お前はどう思う?カナンは死んだと思うか?」
ニヤニヤ笑うアルファルドに、マリアは怒り心頭!
マリアはネックレスをアルファルドに突き出した。

ネックレスは爆弾だった

「これは爆弾でしょ?今ここで爆発すれば、あなたも無事じゃない。
 私はそれでいい。カナンの仇がうてる


肝が座ってる〜〜〜!
てかそのネックレス爆弾だったの!?

じっと睨み合っていたが、ふいにアルファルドが両手を上げて降参した。
即座にジャックがアルファルドを拘束!!
後ろ手を組むアルファルドの後頭部にしっかりと銃の照準を合わせる。

ジャックはふと考えた。
こいつは弟の仇だ、と。

撃つか?撃たないのか?

今ここで撃てば仇が討てる。

撃つか?撃ってしまうか…?


ジャックが逡巡している間に、
アルファルドが落とした銃を建野さんが拾おうとしたところで

なんとその銃をマリアが拾ってしまった。


そのままアルファルドへと向ける。

よくもカナンを!

「やめろ、マリア!」
大沢も止める!
しかしマリアはカナンへの思いで胸がいっぱいだった。
カナンはマリアにとって命の恩人でもあるが、自分と全く違う価値観に気付かされた大切な存在でもある。

マリアはどうしてもアルファルドを許せない…!!

マリアが引き金を引く!
弾は車の窓に当たり、その隙にアルファルドが隠し持っていた小型銃を引き抜いた!

響く銃声!
倒れる大沢…。

マリアを庇う大沢…


大沢はマリアを庇って致命傷を負ってしまった…。


アルファルドは再びジャックが拘束したものの、大沢の血は止まらない…。
建野さんが救急車を呼ぶが渋滞に捕まりなかなか来れないらしい。
「お父さん…!お父さん…!!」
大沢の意識が遠ざかる。
「私がなぜウィルス研究を始めたのか、知ってほしいんだ…」
大沢はうわ言をつぶやいている。
ちかちかと目に映る光がウィルスみたいで綺麗だった。

薄れゆく意識の中で、それでも大沢は満ち足りていた。

間に合ってよかった…

ああ、今度は間に合ってよかった…。



アルファルドはジャックのCIAの上司が引き取りに来た。
これで終わった…んだよな…?



そのとき交差点では!!


爆弾の数字は『2』を示している。
2
2
2
2…

2


いくら待ってもその先に進むことはない。
ということは………

爆弾が止まったーーー!!!!


やった〜〜〜!!!!

やったー!!

亜智と加納は互いに固い握手を交わし、KOKメンバーは大騒ぎ。
亜智を胴上げし、御法川たちがKOKのみんなをカメラで撮影した。

渋谷を救った英雄たち


KOKと亜智たちの騒ぎを横目に、加納は警察署に帰ろうとしていた。
警察官はこういう時に褒められたりはしない。
やるべきことをやっただけだ。

だがそれでいいのだ。


ああ、でも、はやく留美(彼女)に会いたい。
話せる範囲で今日あったことを話したい。
全て聞き終わったあとに優しい笑顔でこう言うだろう。
「お疲れ様」と。




ところ変わってアルファルド連行中の車の中。
ジャックの上司がアルファルドの手錠を外した。

CIAとアルファルドはグルだった…!!!

なんと今回の出来事はCIAの指示だったのだー!!!


本当はアルファルドが研究所の爆破、大沢とひとみの始末、抗ウィルス剤の入手をする予定だった。
しかし今回達成できたのは抗ウィルス剤の入手のみ。
ひとみがワゴン爆破で助けた際にこっそり血液を入手していた。

アルファルドにとってマリアがネックレスを手に外に出てきたことが完全に想定外だった。
あんなにカナンのことを思っていたとは。

悔しがるアルファルド

空港へ向かう車の中で、アルファルドは負けた気持ちになっていた…。




END



感想

CIA〜〜〜〜!!!

ウーアウィルスは細菌兵器として利用されていたから、
抗ウィルス剤が発明されたことで大きな金が動くぞ〜みたいな話はあったけれどもまさかのCIA…。
アルファルドを雇っていたとは。
ジャックの気持ちを考えるとやるせない…。


しかも大沢〜!!!
解決して平和が戻ったけれど、犠牲が出てしまって悲しみ。
この後ひとみが大沢のこと知ったらどうなるのよ〜!!!


と思ったら真エンディングなるものがあるらしい。
それがこちら!





真ED

18:00〜20:00内での各主人公の選択肢を平和なものへ変えると…!?

銃を撃たない選択をするマリア

マリアが銃を撃たない!!!!
報復をしないことが、カナンの友たり得るのだと…。


それにより大沢は撃たれることがない!

建野もこれで終わったんだな…というスッキリした気持ちになり、
ジャックもこれでもう復讐心からアルファルドを追うのは止めよう、と心に決めることになる。

満足の建野さん

よかったね。


胴上げされた亜智は、ひとみと分かれて鈴音のいる病院へ!

「亜智さん!また会えるよね!?」
「俺はいつでも渋谷にいるぜ!」

鈴音のいる病院へ歩き出す亜智

亜智〜〜〜!
渋谷に行ったら本当に亜智がいそうな気になってくる。
そしてこの二人はまた渋谷で出会ってそうな気がする…!


そして警察署へ戻る加納は、
留美に電話をかけることにした!

しかし電話に出たのは彼女ではなく、お義父さん!?
「話がしたいなら仕事を終えてからにしろ」
え、で、でも今から報告書の山だから日付超えちゃう…!!
「今日一日待ったんだ。あとどれくらい待とうが変わらん!
 …留美との結婚の話は、その時に聞く」
ガチャリ


……えっ
え、え、ええええええ!?

やった〜〜〜〜〜!!
結婚のお許しが出た!!!

加納は高く飛び上がって喜びましたとさ。

よっしゃ〜〜!!!


そして空港についたアルファルドは、何者かの視線を感じる。
思わず銃口を向けたその先にいたのは…!?

後ろにいたのは…!?

END





感想

ウルトラハッピーエンド!!!!


みんながスッキリして終わりを迎えられるエンド!

大沢が死なずに済んだことで、ジャックや建野さんの気持ちがスッキリしてよかった。
復讐が果たせるわけではないけれど、気持ちが前向きになれたので未来は明るそう!

いや〜すごく楽しかったなぁ!
と思ったけどまだまだ続くんじゃ。

トロコンすっぞ!!!↓





トロコンへの道

トロコン=トロフィーコンプリートへの必要な条件!

  1. BAD ENDをすべて見る
  2. カナン編、鈴音編、エコ吉編のクリア
  3. スペシャルエピソードをすべて見る
  4. 陰謀編のクリア



というわけでバッドエンド巡り!

後半のバッドエンドは物語的にも爆死が多いものの、
序盤のバッドエンドはわけの分からない物が多くて楽しかった〜!!

蕎麦屋のおばちゃんに殺されそうになったり(殺された?)

蕎麦屋のおばちゃんに恨まれたルート

ミクにボコボコにされたり
建野さんがタマのキグルミを着て亜智達を追いかけていたり
マリアがアフロの会社に入社してしまったり…


なぜこうなってしまったんだ…という謎ENDが盛りだくさんでとても楽しめた。

借金を肩代わりした御法川実

本編クリアで【カナン編】、BADENDをある程度見ると【鈴音編】が開放される。
カナン編、鈴音編、エコ吉編もボリュームがあって楽しかった!!



【カナン編】はアルファルドとカナンの出会いの物語。
アニメーション。
劇場版くらいのボリューム…。すごい。


【鈴音編】は、鈴音が病院で出逢ったある男の子との物語。
しんみり良い話。
本編中か本編のすぐ後の話?かもしれない。


【エコ吉編】のエコ吉は亜智のTシャツに描かれているキャラクター。

エコ吉

亜智の服をよくよく見ると、本編後半からいなくなり三角のリサイクルマークのみになる。
人知れずピンチが訪れていた渋谷の窮地を救っていた物語。


エコ吉編のスタッフロールでは、428の撮影の裏側を少し見ることが出来る!

撮影の裏側が見られる

建野さんの中の人がおちゃめ。




そして【陰謀編】
“ある人物“からの秘密のメッセージがゲーム内に隠されていた…!!
超大作428が生まれる一方で、プロデューサーや脚本家たちに起こっていた悲劇とは…!?

とある人物からの超重要なメッセージ


どれも楽しかった〜!!!

スペシャルエピソードは、
作中ちらりと出てくる脇役の人たちの掘り下げエピソード。
蕎麦屋のおばちゃん、借金の取り立て屋、梶原さんなどなど…

そういえばいたいた!と言うような本編中チラリと出てくる個性的なキャラクターたちの
意外すぎる背景が見れるエピソードたち。





奥が深い428の世界。
本編だけではとても語りきれない、428の魅力がたっぷり。
本編もすごいのにおまけも凄すぎる。



全ての終わりに

428〜封鎖された渋谷で〜 これにて終了!!!!


やった〜ーーー!!!
ありがとう!!!ありがとうスパイクチュンソフト!!
ありがとう中村光一さん!


本編が終わってからもこんなに隠し要素が…!?とびっくりした。

突然始まるミニゲーム。選択肢を間違えると死ぬ

こんなにいつまでも遊べるのすごい…。

泣いたり笑ったり驚いたり熱くなったり、
とっっっっても楽しめたゲームでした!



きっと今でも御法川実は記事を書いているし、
亜智は渋谷を守っているし、
加納は警察官として街を奔走しているし、
大沢は研究しつつ娘たちとも話をし、
マリアとひとみはそれぞれの道を歩み、
ジャックはアルファルド以外の生きがいを見つけ、
建野さんは憑き物が落ちた顔で塀の中にいて、
アフロは借金取りから逃げ回っているんだろうなぁ。

と思えるほど、キャラクター一人一人に愛着が持てる楽しいゲームでした!



428、ありがとうございました!!!